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アルツハイマー型認知症と歯周病の関係
認知症を引き寄せる習慣の一つに歯の手入れをあまりしないことがあります。
まず、歯と認知症の関わりについては、色々なところで叫ばれ始めています。歯周病患者の歯ぐきから血流を通じて脳に菌が侵入し、慢性的な炎症を引き起こしていたものと推測されます。
歯の本数についても、認知症の方とそうでない方では明確な違いがあります。東北大大学院の研究グループの調査によると、「脳が健康な人」の歯は平均14.9本でしたが、「認知症疑いあり」と診断された人はたったの9.4本でした。また別の調査では、アルツハイマー型認知症の高齢者は、健康な高齢者に比べて、残っている歯の本数が平均して3分の1しかなかった、ということです。このような研究結果は国外からも続々と報告されていて、もはや歯と認知症の関連は疑いようがありません。認知症を予防するためにも、「できるだけ口の中を清潔に保つ」「自分の歯をできるだけ残す」という意識で日々を過ごすことが大切です。毎回の食事の後に歯磨きをする。糸ようじや歯間ブラシを使う。虫歯があればすぐに治療する。歯科医院での定期的な健診や口腔清掃などのメンテナンスを受けることが大切です。