小児歯科について

お子様のお口のお悩みありませんか?
- お菓子をよく食べているがむし歯になっていないか心配
- 正しい歯磨きができているか不安
- 歯科検診でむし歯があると言われた
- 歯に黒いところがある
当院の小児歯科治療

ブラッシング
当院では、お子様の年齢に合わせたフッ素濃度やお好みの味の歯磨き剤でブラッシングを行うようにしています。
お子様の歯科治療を始める前に、日常生活で慣れているブラッシングを行うことで、歯科治療に対する不安感や恐怖心を和らげるようにしています。
この際に、磨き残しのあるところをチェックしながら、お子様へのブラッシング指導も同時に行い、むし歯になりにくいお口の中の環境づくりを心がけています。
また、保護者の方による仕上げ磨きが必要なお子様には、保護者の方に対するブラッシング指導も行っています。

シーラント処置
奥歯には深くくぼんでいる溝があるので、歯ブラシが届きにくく、食べかすやむし歯菌が溝に残ってしまい、むし歯になりやすい環境となっています。シーラント処置とは、歯の溝を光で硬化するシーラント材(樹脂)で埋めて、むし歯になりにくいようにするむし歯予防法です。歯を削らないし短時間で終わる処置です。
奥歯が生え始めたら、早めにシーラントをして、継続的にメンテナンスを行いましょう!
シーラントを行う時期は3段階に分かれます
第1段階は乳歯の奥歯が生えてくる3歳頃、第2段階は、大人の歯である第1臼歯(6歳臼歯)が生えてくる6歳頃、第3段階は、6臼歯のさらに奥の第2臼歯(13歳臼歯)の生えてくる13歳頃に行います。
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第1段階
3歳頃
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第2段階
6歳頃
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第3段階
13歳頃
シーラントを処置されたお子様へ
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歯みがきについて
通常通りきちんと歯みがきしてください。
シーラントは奥歯の噛み合わせに塗るものです。
歯と歯の間や、歯と歯グキの間は、特にしっかり歯みがきしてください。 -
定期的なチェックについて
シーラントは優れたむし歯予防の方法ですが、永久に効果を発揮するものではありません。定期的に来院してシーラントの状態をチェックしてもらいましょう。シーラントが欠けたり、取れたりすると、そこから虫歯になりやすくなります。

フッ素塗布
歯の表面にフッ素を塗布することで、歯の質を強くして酸に溶けにくくすることができます。また、フッ素には歯の再石灰化を促進する作用があるので、むし歯の予防や初期のむし歯にもその効果が期待できます。
当院では、お子様の年齢に合わせてフッ素の濃度や分量を調整してフッ素塗布を行っています。
フッ素塗布の働き
第1段階は乳歯の奥歯が生えてくる3歳頃、第2段階は、大人の歯である第1臼歯(6歳臼歯)が生えてくる6歳頃、第3段階は、6臼歯のさらに奥の第2臼歯(13歳臼歯)の生えてくる13歳頃に行います。
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歯を強くする
歯の表面を、酸に溶けにくい(虫歯になりにくい)性質に直してくれます。
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再石灰化を促進する
初期ムシ歯を治すことが出来る、再石灰化を促進します。
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むし歯菌の力を弱める
むし歯の原因菌の力を弱め、歯を溶かす酸の量を少なくさせます。

定期検診
定期検診にお越しいただければ、見つけにくい初期むし歯を発見して早期対応ができます。また、歯が生え始める時期にはお子様本人はまだ歯磨きできませんから、親御様にケアの仕方をお伝えします。さらに、お子様が成長していく中では、楽しく自主的に磨けるようにお子様にも指導します。お子様だけでは磨き残しをゼロにするのは困難なので、親御様への仕上げ磨きもアドバイスします。ぜひ、当院と一緒にお子様のお口の健康を守りましょう。
小児の定期検診の流れ
Flow01お口のチェック
むし歯の有無や歯ぐきの状態、歯の生え代わりの状態、歯並びなどのチェックを行います。
Flow02歯みがきチェック
歯垢染め出し液などで、みがき残しのあるところをチェックし、ブラッシング指導を行います。
Flow03歯のクリーニング・フッ素塗布
スタッフによるブラッシングと専用機器を使用した歯のクリーニングを行います。同時に歯面にフッ素塗布を行い、歯の質を強化します。
Flow04シーラント処置・矯正のご相談(必要に応じて)
生えたばかりの歯に対するシーラント処置や、歯並びに問題がある場合には、小児矯正のカウンセリングを行います。
Flow05次回の予約
次回の予約をとって帰っていただきます。
定期検診の間隔
通常、小学校6年生までのお子様で清掃状態が良くむし歯のない場合は、3~6ヶ月に1回の間隔で大丈夫です。しかし、清掃状態が悪く、歯ぐきの腫れやむし歯がある場合、または、歯並びに問題がある場合は、1~3か月の間隔で来院していただくことをおすすめします。
頑張ったお子様にご褒美をプレゼント

ご褒美によって、次回の受診に対するモチベーションアップをはかっています。
抜歯したお子様には、抜歯した乳歯を洗浄・消毒後、歯牙ケースに入れてお子様にお渡ししています。
マタニティ歯科について

マタニティ歯科は生まれてくる赤ちゃんのためにも重要です

マタニティ歯科は生まれてくる赤ちゃんのためにも重要です。生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、むし歯菌はいません。しかし、3歳までの間に食べ物の口移し・噛み与え、離乳食の味・温度チェックを赤ちゃん用のスプーンで行う、お箸や食器の共有などが原因で、大人が持っている細菌がお子さんに感染してしまいます。グラフに示したように、お母様にむし歯があるとお子様もいずれ虫歯になってしまうリスクが高いとされています。できる限りそのリスクを下げるためにもご両親のお口の中のケアが必要となります。